C型肝炎訴訟に続いてB型肝炎訴訟も和解ということで一応の道筋はついたが、投薬の証明がない、手術を受けた医療機関が倒産し、書類が廃棄処分などの理由で証明できない人は積み残し状態となっている。
戦後10数年間は地域の校医が、予防接種を注射針を変えることなく回し打ちしていた。
こういう社会背景を考えると、政府の補償を受けることのできる人は氷山の一角と言われている。
今、血液製剤などに起因する薬害肝炎感染問題とは別に、新たなウイルス性肝炎患者増加の問題が出ている。
現在おもにウイルス性肝炎として解明されていると言われているものとしては、A型、B型、C型、D型、E型とG型の種類がある。
今回問題になっているのは、この中のA型肝炎で3月以降増加し、たった2ヶ月弱ですでに昨年1年間の患者数を超えたことが、国立感染症研究所の集計で4月29日に分かった。
ウイルス性ですから基本的には感染症である。
ではA型肝炎ウイルスはどのような経路で感染するのか。
感染が成立するには、感染源と感染経路と宿主が必要となる。
通常ウイルス性肝炎の感染は血液・体液・の接触によって感染するケースがほとんどだが、A型肝炎ウイルスは汚染されている飲料水や食物を口から摂取したときに感染する。
他の感染経路のケースでは、便いじり、排便後の手洗いの不徹底やウイルスの付着したものを触り指舐めによる感染が原因になったこともある。
つまり、基本的には接触経口感染ということだが、汚染された飲料水や魚介類からの感染というケースのあることが違っている。
特に発症1週間前を中心に、患者の排泄物には多くのウイルスが含まれている。
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